「決算書は、税務署のために作るものではありません。」
私が経営者の方に最初にお伝えするのは、いつもこの一言です。
大手製造業の経理から会計事務所での監査・税務、米国シリコンバレーでの駐在を経て、私は自らスタートアップを起こし、M&A仲介の役員として企業の売買に立ち会い、2014年からは不動産業を営んできました。数字を作る側と、数字で判断される側。その両方を経験して分かったのは、会社の可能性は、決算書の設計で決まってしまうということです。
同じ利益、同じ資産でも、見せ方ひとつで借りられる額は変わります。数年前の一枚の決算書が、いまの資金調達の天井を作ってしまっていることもある。逆に言えば、早い段階から「次に借りるため」「次を買うため」の決算書を設計しておけば、会社の選択肢は驚くほど広がります。累計120億円超の融資承認は、その積み重ねの結果です。
だからこそ私たちは、申告書を期限までに出すことを仕事の終点にしません。資金調達を着手金0円の完全成功報酬型としているのも、同じ理由からです。成果が出なければ報酬をいただかない——その規律が、私たちに本気の提案しか許さないからです。
資金繰りに眠れない夜も、事業を手放すかどうかの判断も、私自身が経営者として通ってきた道です。数字の専門家としてではなく、同じ景色を見る立場から、御社の次の一手をご一緒させてください。
総額82億円——税理士投資家が明かす、金融機関から「買い続ける」ための決算書のつくり方。一度きりの融資ではなく、買い続けられる状態をどう設計するかを実例とともにまとめました。